第9回TAMAとことん討論会

〜ごみゼロ社会を目指す環境のまち日野 リサイクルだけでホントにいいの・・・〜

開催概要  プログラム  分科会紹介


開催日時:2001年9月22日(土)・23日(日)

会  場:日野市民会館及び日野市役所周辺

主  催:第9回TAMAとことん討論会実行委員会

     (東京・多摩リサイクル市民連邦、(財)東京市町村自治調査会)

共  催:日野市、日野市教育委員会、日野市商工会、日野青年会議所、市民団体

後  援:東京都、東京都市長会、東京都町村会、多摩地域リサイクル事業団体連合会

協  賛:多数

参加者数:のべ530人

内  容:以下参照 

 

「とことん討論会」プログラム

−9月22日(土)−

11:30 受付開始(日野市民会館大ホール)

12:30 全体会開会 ・ あいさつ

12:45 対談「ごみ改革1年を振り返って」

       馬場 弘融(日野市長)

       米村 洋一(多摩大学講師、東京・多摩リサイクル市民連邦副代表)

13:45 発表「環境共生住宅 エコ・ヴィレッジ日野」

       福井 隆 (エコ・ヴィレッジ日野住民)

14:15 講演「まちづくりと市民の役割」

       山岡 義典(法政大学教授、日本NPOセンター常務理事)

15:15 分科会

18:30 交流会

−9月23日(日)−

 9:30 開会 ・ 分科会報告

10:30 パネルディスカッション「これからの循環型社会を考える」

      ◆コーディネーター

       笠井 純(東京・多摩リサイクル市民連邦運営委員)

      ◆パネラー

       森戸 哲(地域総合研究所長)

       千賀裕太郎(東京農工大学教授)

       伊地知仁子(日野市民)

       河内 久男(日野市助役)

12:30 閉会

 

「とことん討論会」分科会の紹介

第1分科会<ごみ改革1年日野市の実践を通して>

日野市では、昨年10月に「ごみ改革」を実施した。内容は、ごみの減量を目的に1.ダストボックスの廃止2.有料指定収集袋制3.原則戸別収集の3本の柱である。今まで、多摩地域でリサイクル率・不燃ごみ量(市民1日当たりの量)が最低だった日野市が、「ごみ改革」から約1年が経過し、どのような変化を遂げたのかを検証するものである。

第2分科会<資源リサイクルここが問題PART3〜今回のテーマは故繊維〜>

「資源リサイクルここが問題」シリースもパート3を迎え、今回は故繊維を主なテーマとして現場からの報告を皮切りに、熱心な討議が交わされました。

第3分科会<これからの市民と行政のパートナーシップ〜日野市の市民参画を中心に〜>

市民参画によるまちづくりを実現するには「市民と行政のパートナーシップ」が不可欠です。そこで第3分科会では日野市における市民参画の事例を市民と行政双方の立場から紹介・検証し、一方で日野市とは対照的な市民参画を進める新宿区の事例を参照しながら、今後の市民参画のあるべき姿を議論しました。

第4分科会<カラスはシロかクロか、それとも・・・>

第4分科会では「カラス」を通して、ごみの出し方を考える「カラスはシロかクロか」をテーマに掲げ行いました。前半は講師の方々に。ご自身の専門分野から見たカラス像を語っていただき、後半で会場からの質疑にお答えいただく構成で行いました。講師の方のお話を聞いているうちに「カラスはただ自然のままに生きているだけなのでは?」、私はそんな気持ちになっていきました。

第5分科会<学校から発信するエコアクション>

学校での環境活動の取り組みについて、5つの学校の児童・生徒などから発表がありました。会場は議場を借りることができ、5校ともパワーポイントを使った発表でそれぞれの活動が視覚的に分かりやすく紹介された後、お互いに質問や意見交換をし、会場からの意見も聞きながら今後の活動について考えました。

第6分科会<生ごみと循環型農業の模索>

第6分科会『生ごみと循環型農業の模索』は、報告者含め34名が参加しました。多摩地域だけでなく、他県等からも学校給食の生ごみ残さを堆肥化して、供給農家に使ってもらうという循環型農業への取り組みについて関心を持った多くの方々が集まり、活発な議論が交わされました。

第7分科会<水循環から見たごみ処理>

第7分科会「水循環から見たごみ処理」では、20名程度の参加者があり、3人の講師の方のお話を元に、現在、そして将来のこの分野でのごみ問題について討論しました。特にディスポーザーには白熱した議論が展開され、時間内では話したりないほどでした。