第8回TAMAとことん討論会

〜耕そう 循環型コミュニティ TAMA発 環境の世紀にむけて〜

開催概要  プログラム  分科会紹介


開催日時:2000年10月21日(土)・22日(日)

会  場:東京都立大学

主  催:第8回TAMAとことん討論会実行委員会

     (東京・多摩リサイクル市民連邦、(財)東京市町村自治調査会)

後  援:東京都、東京都市長会、東京都町村会、八王子市、八王子市教育委員会、多摩地域リサイクル事業団体連合会

協  賛:多数

協  力:東京都立大学生活協同組合

参加者数:のべ500人

内  容:以下参照 

 

「とことん討論会」プログラム

−10月21日(土)−

12:30 全体会開会 ・ あいさつ

12:45 リレー講演

       ◆生ごみと地域コミュニティ

        鈴木 亨 (酪農家)

       ◆八王子市のリサイクルの現状について

        榎本 茂保(八王子市リサイクル推進課長)

       ◆環境自治体をめざした取組み

        馬場 弘融(日野市長)

15:00 分科会

18:45 交流会 ・ ポスターセッション

−10月22日(日)−

 9:30 全体会開会(分科会報告)

10:15 講演

       ◆ごみ問題と市民活動

        森住 明弘(大阪大学)

       ◆広域的環境NPOへの期待

        山岸 秀雄(NPOサポートセンター代表)

      パネルディスカッション<新世紀にむけた「TAMAとことん討論会」>

       ◆コーディネーター

        米村 洋一(多摩大学総研客員主任研究員/東京・多摩リサイクル市民連邦副代表)

       ◆パネリスト

        森住 明弘(大阪大学)

        山岸 秀雄(NPOサポートセンター代表)

        富永 一夫(NPO FUSION長池理事長)

        江尻 京子(東京・多摩リサイクル市民連邦事務局代表)

13:00 閉会

13:30 見学会(せいがの森保育園 ・ 鈴木牧場)

 

「とことん討論会」分科会の紹介

第1分科会<持ち帰ろう 暮らしの知恵のWA>

第一分科会は、「持ちかえろう暮らしの知恵のWA」’21世紀に伝えること、変えること’をテーマに話し合いました。分科会では三部構成で、第一部では「暮らし方の基調公演」、二部では「暮らしの知恵を出し合うワークショップを行い三つの班にわかれ、それぞれのテーマについて話し合いました。三部では、ワークショップの内容をシェアし、参加者の意見交換を行いました。

第2分科会<生ゴミ・農・コミュニティ>

第2分科会「生ゴミ・農・コミュニティ」には、講師、実行委員会を含め、22人が参加しました。多摩地域だけでなく、東京区部や千葉、埼玉、神奈川などからも、たい肥化した生ゴミをいかに活用していくか、特に大口の需要家である農家に使ってもらうためにはどうすればいいかを需要家である有機農業者の話を聞きました。家庭から出る生ゴミは分別を徹底したとしても、事業所などから出る比較的品質が一定した生ゴミに比べ、使いにくい、用途には限りがあるという意見が目立ちました。

第3分科会<里山パラダイム考>

最近では郊外において里山が消えています。かつての里山にはあった、自然と付き合う上での考え方、パラダイムを呼び起こすことが必要です。現在の里山が直面しているさまざまな問題に、ボランティアや市民団体がどのように対処できるのか、という事について議論しあいました。

第4分科会<街を元気にする方法>

本分科会は30名の参加により、エコマネーについての説明から始め、実際、多摩ニュータウンの中で実施されている COMO というエコマネーを取り上げてのグループ討論を行いました。

第5分科会<環境の学びあい>

2002年より、総合的学習の時間が小学校で導入される。これは、子供たちの「問題を発見する力」「学ぶ力」「考える力」を育て、子供たちの「生きる力」が育まれることを目的としている。本分科会では、総合的学習の時間の導入の前に、子供たちを取り巻く学校と地域の「環境」を通した学びあいが、今後どのようにあるべきかを話し合った。

第6分科会<資源リサイクル、ここが問題!>

ごみ問題を考えるうえで、資源のリサイクルは重要なテーマのうちの一つである。現在、循環型社会を推進する法律が整備されつつある。しかし、同時にそのような法律の不備も指摘されるようになっている。そのような現状を受けて、第6分科会は実際にリサイクルに携わっている各業界の現場からみた現在のリサイクルの問題点を提起してもらい、後半はそれを参考に全体討論を行った。その討論の結果、今後は研究会としてこの分科会を継続していくことが決定した。