第6回TAMAとことん討論会

〜ごみゼロへのカウントダウン〜

開催概要  プログラム  分科会紹介   アピール文


開催日時:1998年10月24日(土)・25日(日)

会  場:日産自動車村山工場

主  催:第6回TAMAとことん討論会実行委員会

     (東京・多摩リサイクル市民連邦、(財)東京市町村自治調査会)

後  援:東京都、東京都市長会、東京都町村会、小平市、東村山市、田無市、保谷市、東大和市、

      清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、日本MH協会

協  賛:多数

協  力:日産自動車

参加者数:のべ530名(宿泊者約60名)

内  容:以下参照 

 

「とことん討論会」プログラム

−10月24日(土)−

10:00 受付開始 ・ 展示会場オープン

12:30 全体会開始 ・ あいさつ

12:45 「プラスチックと環境問題」 (村田徳治氏(循環資源研究所長))

13:45 「多摩地域のごみ事情」 (前田了介氏(東京市町村自治調査会リサイクル推進室長))

      「車のリサイクル−日産自動車の場合」 (吉村萬澄氏(日産自動車リサイクル推進室課長))

      「市民版ごみゼロ計画」 (第3分科会より市民代表)

      「商店街のリサイクル」 (安井潤一郎氏(早稲田商店会長))

15:40 分科会 8分科会開催(〜19:00まで)

19:10 交流会 (〜20:30まで)

 解 散  宿泊する人は宿泊先で朝まで「とことん討論」

−10月25日(日)−

 9:00 受付開始 ・ 展示会場オープン

 9:25 全体会開始

 9:30 「プラスチック分別回収」 (槌屋勝嘉氏(千葉県柏市環境部長))

      「建設系廃棄物におけるダイオキシン問題とリサイクルの現状及び問題点」

      (渡辺三郎氏(大空グループ代表取締役))

11:10 パネルディスカッション「分科会報告と全体のまとめ」

      (寄本勝美(早稲田大学教授)・パネラー(各分科会代表者))

12:30 アピール発表 ・ 次回開催地発表

13:00 閉会

 

 

「とことん討論会」分科会の紹介

第1分科会 <「燃やす」から「燃やさない」へ>

 ゼロエミッションから考える資源循環型工場。

 脱焼却・脱埋立の可能性はどこまで探れるのか? その手順・方法は? そして市民・行政の決意は?

第2分科会 <まず知ろう!プラスチックの全容(生産・消費・廃棄・資源化)>

 好むと好まざるとにかかわらず、生活のあらゆる所に浸透したプラスチック。

 その全体像を知り、消費から廃棄の活用までの関わりを考える。

第3分科会 <北多摩8市のごみゼロ計画>

 「ごみゼロ」と目標は同じでも、行政と市民グループの間にはギャップがある。

 率直な議論をして、共同して取組みための方向を探る。

第4分科会 <環境教育はじめの一歩・学校のごみとリサイクル>

 小型焼却炉使用中止後、校内のごみは誰の手で、どのように分別、リサイクルされるようになったのか。

 ごみから入る環境教育について考える。

第5分科会 <生ごみは資源、土にかえそうよ>

 台所で生まれた生ごみが土に返され、作物となって食卓へ。

 生命を育む循環の輪は、街づりに行かされている。

第6分科会 <リサイクル、地域から始めよう・広げよう>

 「まちづくり」と「NPO」をキーワードに、市民参加の各種事例から、

 ごみゼロのための活動を地域に広げる手法について考える。

第7分科会 <資源物循環のしくみづくり>

 資源は回収しても廻らなければリサイクルではない。

 古紙・家電・ビン・缶について事例を交えて考えてみたい。

第8分科会 <基礎ごみ講座 買物体験から、ごみの質を考える。>

 ごみの種類の基礎知識を知り、大人と子供の皆で、ごみの減量について討論しよう。

 

’第6回TAMAとことん討論会”北多摩とことん”アピール

1998年のとことん討論会は、北多摩8市の市民が一つになって実施したところに大きな特徴があります。

今回も、5つの市民すなわち、「生活者市民」「企業市民」「リサイクル企業市民」「行政市民」そして「教育研究者市民」が

輪になって、企画・立案し、実行されました。

北多摩8市の市民が、このような形で連携したのはこれまでになかったことで、そのに今後の新しい市民活動の芽が見られます。

ごみゼロ社会を目指す”北多摩ルール”の確立も今後の目標の1つですが、それを実現するには「5つの市民」が助け合って、

1つ1つハードルを越えながら進むことが大切です。

今回の成果に基づいて、次のアピールを提起します。

 

◎アピール◎

 1.「燃やす」から「燃やさない」へ。生命(いのち)の基である「環境」に配慮した市民行動の位置付けを図り、

    限りある資源。限りある生命を大切にしよう。

 2.”北多摩ルール”の確立を目指し、できることから始めよう。

 3.”北多摩ルール”は、さらに広域的なルールづくりを視野に入れながら、その準備に取りかかろう。