第14回TAMAとことん討論会
循環型社会をつくる多摩パワー Part2
第14回TAMAとことん討論会開催にあたって
最近“討議民主主義”という言葉を耳にします。民主主義が成り立つには十分な討議が不可欠というわけです。ただし、討議だけでよいのかとなると、そうではないでしょう。討議はその結果として適切な決定をもたらし、さらにその決定は実行されなければなりません。そうでないと、その意味は半減してしまいます。こうして“討議民主主義”に繋がってこそ、はじめての真の意味を持つはずです。
さて、お陰様でTAMAとことん討論会は、今年で14回目を迎えます。今回は、ごみ、リサイクルあるいは主要な環境問題、そしてテーマごとに解決策を実行する可能性や方法についても、とことん討論したいものです。
寄本 勝美(第14回TAMAとことん討論会実行委員会委員長)
開催日時:2007年2月3日(土)
会 場:明星大学 日野校
主 催:第14回TAMAとことん討論会実行委員会
(特定非営利活動法人 東京・多摩リサイクル市民連邦、財団法人 東京市町村自治調査会 多摩交流センター)
共 催:明星大学
後 援:東京都、東京都市長会、東京都町村会、日野市
協 力:社団法人 東京都リサイクル事業協会、食器リサイクル全国ネットワーク
協 賛:各企業 団体
内 容:以下参照
「とことん討論会」プログラム
10:00 受付開始(26号館1階ロビー)
10:30~10:45 開会の挨拶
10:45~12:00 リレー講演
トップグループ日野市、2周目の挑戦
原 正明(日野市環境共生部ごみゼロ推進課課長補佐)
持続的発展に向けての日野自動車の取り組み
服部 和政(㈱日野自動車環境部環境企画室グローバル環境グループ長)
炭と微生物による環境浄化事例
吉澤 秀治(明星大学理工学部環境システム学科教授)
おちゃわんプロジェクトの未来像
江尻 京子(東京・多摩リサイクル市民連邦事務局長)
12:00~13:00 休憩・昼食
13:00~16:20 分科会(26号館5階・各分科会会場)
16:20~17:00 全体報告会(26号館1階)
17:30~19:00 交流会(大学会館内食堂)
「とことん討論会」分科会の紹介
第1分科会 身近なエネルギー資源としてのバイオマス
・実践事例からその可能性を考える
バイオマスシリーズ、今回は現在注目を浴びているバイオマス燃料、メタンガス発電、ペレットストーブなど、バイオマスをもっと身近なエネルギー資源として活用していく課題や可能性などについて情報交換と議論をしたいと考えています。
第2分科会 最終処分場からごみ問題を考える
・これからの住民参加型のごみ行政を考える
今回は最終処分場の用地選定と合意形成の最新事例を元に、住民参加型のごみぎょうせいについて、また、技術的な立場から最終処分場の現状と安全性についての情報を共有し、議論をしていきます。
第3分科会 ごみ改革6年、日野市のこれまでとこれから
ごみ改革を機にリサイクル率ワースト1を返上、上位に躍り出た日野市。市民・行政の協働はごみに関心を持つ市民を増やし、日野市は循環型地域社会づくりの成功事例として注目されました。6年経過後の今日、何が変わり何が変わらなかったのか、改めて議論します。
第4分科会 食器リサイクルとおしゃれな暮らし
・リサイクル品はダサい!に挑戦!!
食器リサイクルの目的は回収ではなく、暮らしを見直すきっかけづくり。おしゃれに、ステキに・・・そしてシンプルなライフスタイルを実践するためには食器のデザインにもこだわりたい。環境配慮型のライフスタイルについて食器を切り口に考えます。
第5分科会 学生と地域の協働による大学構内でのゼロエミッション活動
剪定枝や割り箸を炭化した粉炭を、大学食堂の生ゴミに混ぜて堆肥化している。構内の樹勢回復や植物育成のために、作製した堆肥を散布している活動も紹介します。
第6分科会 古紙・大量リサイクル時代の課題と展望
・パネルディスカッションと「リサイクルの疑問、ズバリ解決!」
古紙の大量リサイクル時代を迎え、グローバル化したマーケットの現状を踏まえ、持続可能なリサイクルの未来像を探ります。同時にリユースびんの回収実験などの最新情報を提供する他、リサイクル実務業者がリサイクルの疑問に応えます。