第10回TAMAとことん討論会

振り返れば未来 〜今、市民のとるべき行動は?

循環型社会へ−それぞれの責務

開催概要 開催にあたって プログラム  分科会紹介


開催日時:2002年10月19日(土)・ 20日(日)

会  場:パルテノン多摩

主  催:第10回TAMAとことん討論会実行委員会

     (特定非営利活動法人 東京・多摩リサイクル市民連邦、財団法人 東京市町村自治調査会)

共  催:多摩市

後  援:東京都、東京都市長会、東京都町村会、多摩地域リサイクル事業団体連合会、多摩市リサイクル協同組合

協  賛:各企業および各団体

参加者数:のべ500人

内  容:以下参照 

 

第10回TAMAとことん討論会開催にあたって

 今回の多摩市で催されるとことん討論会は、ひとつの大きな節目となることでしょう。というのは今年の集会は10周年となるものであり、また、市民連邦がNPO法人になって初めてであるからです。

 この10年間多摩地域ではさまざまなリサイクル事業や活動が試みられ、実践されてきました。その結果多摩地域のリサイクル活動は全国水準を上回る実績をあげています。けれども課題や宿題も数多く残されています。

 今回の集会はこれらの課題や宿題に関して、上に述べた節目にふさわしいものとなるような討論を行い、明日からの私たちの活動の活力としたいものです。皆様のご参加を心から願っています。

 

寄本 勝美(第10回TAMAとことん討論会実行委員会委員長  特定非営利活動法人 東京・多摩リサイクル市民連邦代表理事)

 

「とことん討論会」プログラム

−10月19日(土)−

10:00 展示会場受付開始

11:30 討論会受付開始

12:30 開会挨拶

12:45 基調講演「循環型社会構築にむけた国としての取り組みについて」

       竹内 恒夫(環境省廃棄物・リサイクル対策部企画課長)

      事例発表(1)「多摩市の和と環と輪のまちづくり」

       長島 征雄(多摩市環境部長)

      事例発表(2)「TAMAとことん討論会10回の歩みと東京・多摩リサイクル市民連邦」

       江尻 京子(東京・多摩リサイクル市民連邦理事・事務局長)

15:00 分科会

18:45 交流会

−10月20日(日)−

 9:30 開場

10:00 全員参加による大討論会

      「未来にむかって〜今、私たちが実行することは・・・」

      コーディネーター

       祐乗坊 進((有)ゆう環境デザイン計画代表取締役)

      パネリスト

       分科会代表者

13:00 閉会

〜16:00見学会

 

「とことん討論会」分科会の紹介

第1分科会<ごみ収集有料化・レジ袋税・・・「経済的手法」のありかたを考えよう>

多摩地域におけるごみ収集有料化の動きは加速度を増しています。また、杉並区のレジ袋税の条例化も大きな議論を呼んでいます。市民=消費者の自覚を促すには、このような「経済的手法」はやむを得ないとことなのでしょうか?

第2分科会<さあ、どうしよう プラスチックごみ−処理の現状とこれから>

一番やっかいなプラスチックごみは、処理の方法も自治体によって様々です。容器包装リサイクル法も含めて、焼却・埋立・発生抑制の現状とこれからについて話し合いましょう。

第3分科会<緑資源のリサイクル・実践手法アイデアトーク>

暮らしに潤いをもたらす木々からも毎年大量の剪定技が排出される。チップや堆肥もいいが、この貴重な自然資源を地域で循環させる上手なやり方はないものか?始めの一歩となる実践アイデア(3R)を考えてみよう

第4分科会<地域?学校?環境学習はどこへ?>

学校では、完全週休2日制が始まり、環境学習の機会を誰が設定するのか、いま問われている。地域と学校の協働型環境学習の見本となる例を紹介し、これからの環境学習のあり方について討論していく。

第5分科会<生ごみから自然エネルギーへ(エコ発電)>

生ごみは燃やさない!「生ごみ」でTVを見よう!「生ごみ」を発行させメタンガスをつくり、この「メタンガス」から水素をつくって、燃料電池で酸素と反応させ電気をおこす「エコ発電」を徹底討論しましょう。

第6分科会<資源リサイクル「ここが問題」PART5 容器R法の問題点を徹底検証>

環境に優しくリサイクル優等生のはずのリターナブルびん。ところがこの10年で、30%以上がこの世から消えているのです。現在の税金投入型リサイクルの矛盾を容R法と拡大生産者責任の見地から、とことん検証・追及していきます。

第7分科会<からだにいい水、世界の水・多摩の水>

私たちが毎日飲んでいる水、人が生きていく一番基礎となる水、近年の環境悪化(焼却、埋め立て、プラスチックなど科学物質ゴミの処理など)の影響でどこまで安心して飲めるのでしょうか?いまや水問題は、国際的問題、世界の水問題を踏まえながら日本のそして多摩地域の水問題を考えて行きましょう。

第8分科会<多摩市環境基本計画の実現に向けて>

市民参加の下で「多摩市環境基本計画」ができました。私たち市民のライフスタイルから、事業者や行政の取組み、三者協働での取り組みまで、今後の目標とその達成度について計画しています。この計画の内容を知り、取組みの具体化について話し合いませんか。

 ※第8分科会は、多摩市民環境会議主催の環境リーダー講座(全8回)の第2回として開催するものですが、他の分科会同様に申込し、参加することができます。